H29.カリキュラム



研修目標

本研修は、旧IT戦略本部による下記の答申に基づき、平成22年度に開設されました。

「医療機関に対して情報化に関する助言、指導等を行い、医療情報化インフラの利用価値を高めるため、地方公共団体の医療担当部局において地域の医療情報化に貢献しうる、医療知識と情報技術の両方に明るいCIO的機能を備えた人材」の育成

しかし、総合職の行政官に対して、医療の情報化に関する一部の話題について講義を行っただけで「地域の医療情報化に貢献」できるような人材が育成できるという考え方は非現実的です。そもそも、それだけのスキルをすべて持った人材は、日本全国を探してもほとんどいないでしょう。

そこで、本研修では、行政官個人の教育ではなく、地方自治体における医療の情報化を担当する行政官同士のグループワークを通じて、日本における医療の情報化に組織的に対応できるような体制を構築することを目標とし、カリキュラムを定めました。

CIO: Chief Information Officer 育成

CIO: Chief Information Organization 育成

本研修では、以上の考え方に基づき、地方自治体における医療情報化担当者の間にネットワークを構築し、日本各地で生じている医療情報化における課題にチームとして取り組めるような体制の確立と、そのための担当者のスキルの醸成を目指しています。

h29-flyer.png


事前学習

地域の医療情報化に貢献しうる人材育成に際して、教育水準やスキルが大きく異なる研修生に対して同じ講義を行うことには困難が伴います。そこで、研修の受講に際しては、集合研修への準備として、以下の3つの課題に取り組んで頂きます。

合計3時間程度の予習で、後半二つは当院への移動時間で消化できる分量となっています。

ビデオ視聴 (約60分)

  • SFC-Global Campus ネットワーク産業論の講義を、どれか一つを視聴して下さい。以下に、講義のいくつかを抜粋しておきます。
  • ネットワーク産業の特質とIT革命の本質 [動画] [講義資料
  • マクドナルドのCRM革命 [動画] [講義資料
  • ゲームベンチャー グリー株式会社 [動画] [講義資料
  • ニコニコ動画の研究 株式会社ドワンゴ [動画
  • ITベンチャー 株式会社GMOインターネット [動画
  • 激動する航空業界とIT 全日本空輸株式会社 [動画] [講義資料

情報セキュリティ (約60分)

  • 情報セキュリティワークショップでの議論のために、(独) 情報処理推進機構 「情報セキュリティ10大脅威 2017」を通読して下さい。わが国における情報セキュリティリスクを概観する上で、大変有用な文書です。

最終レポート構想 (約30分)

  • 申し込み時に記載して頂いた最終レポートについて、執筆構想を練って下さい。テーマ選定については、過去に提出された最終レポートもご参考として下さい。この最終レポートについては、研修受講が確定した際、より詳細なご案内を差し上げます。

自己紹介シートの作成 (約30分)

  • ワークショップで利用する自己紹介シートを作成し、20部コピーを作成の上、研修に持参して下さい。自己紹介シートの作成に際しては、作成ガイドをご参照下さい。

集合研修 (3日間)

  • 技術系専門職でない行政官に専門的な研修を行うことに、意味はほとんどありません。本研修においては、医療行政系CIOに求められる「5分野の一般的な知識」について、3日間の集中講義とグループワーク主体のワークショップを行います。

遠隔研修 (2ヶ月間)

Wiki、メーリングリストを用いた情報共有演習

  • 遠隔実習では、医療の情報化に関する事例に関するさまざまな情報を、研修生同士て情報交換、情報共有して頂きます。これは、何か特別な宿題等が課されるわけではなく、日々の業務において生じた情報システム上の課題や疑問を共有し、日々の業務に活用していって頂くことを意図しています。

オフィスアワーの開催 (自由参加)

  • 最終レポートの作成を支援するために、隔週を目処として、アポイントメントなしで研修主任と面会できる遠隔会議を開催します。

各班の中間報告会 (60分弱)

  • 最終レポートの作成状況を確認するために、電話会議システムを用いて各人の状況について簡単にご報告を頂きます。日程は、班メンバーのご都合の良い日時で設定し、本来業務に負担が掛からないよう配慮を行います。
  • 本研修における遠隔研修は、受講生に対して業務上の負担となる何らかの宿題を課すような実習を意図しているのではなく、本研修の修了生コミュニティを日頃の業務をより効率よく行っていくための「知恵袋」としてご活用頂くための準備を主な目的としています。

最終レポートの提出

  • 地域医療の情報化に関する事例報告か事業企画についてレポートをご提出下さい。分量については定めていません。

最終報告会

  • 最終レポートの提出後、自由参加制の最終報告会を予定しています。
    最終報告会では、優秀レポートにご発表を頂くと共に、ゲストスピーカーと過去の研修生をお招きし、情報交換の場とさせて頂きます。

本研修では、このように事前学習、集合研修、遠隔研修、最終報告会を通じて医療の情報化を担当する行政官のコミュニティ化を図り、日本の医療の情報化を支える基盤となることを目指します。

powered by Quick Homepage Maker 4.27
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional